レディバード・レディバード

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レディバード・レディバード/Ladybird Ladybird(1994、イギリス、102分)
●監督:ケン・ローチ
●出演:クリシー・ロック、ウラジミール・ヴェガ、モリシオ・ヴェネガス、レイ・ウィンストン


痛い。悲しい。

もうこれ以上言葉が出てこないし、何も言いたくない。さようなら。



でもなぜ僕がそのように思ったかという事くらいは記しておこうか。苦痛だ。がんばろう。


…苦痛だ。

この映画は実話を基にされています。

主人公はマギー。

彼女はパラグアイ人の男性、ホルヘとパブで知り合う。

マギーはホルヘに過去の話を聞かせる…

彼女にはそれぞれ父親の異なる4人の子供がいた。

付き合っていた男、サイモンから暴力を振るわれていたがそれでも彼女はその男を愛していた。

ある時彼女の留守中にアパートが火事になり、子供たちを火傷させてしまう。

子供たちのことは何よりも愛していたマギーだったが自制心を失って取り乱したマギーに対し社会福祉局は、父親がいないこと、さらにサイモンの暴力など家庭環境が悪いということで養育権を取り上げ、マギーは母親の資格が無いと見なされた。

4人の子供を養子に出されてしまったマギーは喪失感の中でホルヘと愛し合っていく。

そして2人の間に赤ちゃんが生まれる。

一時の幸せも束の間、マギーの激しい性格が災いしてか、ホルヘが政治亡命者だったことも影響したのか、再び裁判の結果、子供の養育権は福祉局に取り上げられる。

ほとんど自暴自棄と相手との罵り合いの最悪な中、2人の間に再び赤ん坊が生まれるが、産婦人科を出る前に福祉局の法的権限によって連れ去られてしまう。

泣き叫び窓から飛び降りようとさえするマギー。

罵り合う2人は喧嘩の疲れの果てにそっと手を握る。



内容全部書いてしまった。

ケン・ローチの作品はどれもドキュメンタリーを見るように生々しいが、今回ばかりは本当に映画を見るという感覚は全く感じず、ただただ呆然。

僕には全く関係の無い国の全く関係の無い人たちの話だったんだな、と思いっきり突き放されたというか…僕自身、なんてのんきで気楽な生活をしているのだろうと少し唖然とした。

それでも、こんな厳しい現実を抱えている人も確かに存在する、という事実は深く深く染み渡っていった。

マギーに感情移入などもちろん僕が出来るわけが無いが、ただ、本当に死にたくなる。

・・・。

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