未来は今

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未来は今/THE HUDSUCKER PROXY(1994、アメリカ、111分)
●製作:イーサン・コーエン
●脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン、サム・ライミ
●監督:ジョエル・コーエン
●出演:ティム・ロビンス、ポール・ニューマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、チャールズ・ダーニング、ジム・トゥルー、ジョン・マホーニー、ジョン・サイツ、ジョー・グリファシー、ブルース・キャンベル、ウィリアム・コブス、スティーヴ・ブシェーミ、ピーター・ギャラガー


ニューヨーク、1959年まであと一ヶ月という年の瀬。

大学を出たばかりのノーヴィル・バーンズはようやく仕事を見つけることが出来た。就いたのは大企業ハッドサッカー社の郵便室の仕事。

一方ハッドサッカー社の会議室では突如社長が窓を突き破って飛び降り自殺をしてしまう。

遺書も残さず死んでしまった社長の株は新年と同時に一般に売り出されることになる。

この会社の危機に重役のマスバーガーは妙案を思いつく。

一旦無能な人物を社長のポストに置いて会社の評判を悪くして株価を下げる、それから会社が株を買い戻すという計画だ。

このとんでもない計画に巻き込まれたのが無能な新入社員ノーヴィル・バーンズであった。

彼の社長としての一ヶ月で起こる様々な出来事、トラブル、そしてノーヴィルの運命をコミカルに描いた作品。


最初に思ったのはティム・バートンの『バットマン』に似ているなということ。

ストーリー等はまったく似ていないが90年代前半に作られ50年代の東海岸の都市をセットを用いて撮った懐古的でおとぎ話的な雰囲気がなんとなく似ていた。

ただこの映画はコーエン兄弟のフィルモグラフィー上に置いて観賞するとあまり見るべきところはないかもしれない。

僕にとってのコーエン兄弟作品はやっぱり『ファーゴ』や『ブラッド・シンプル』のイメージなのであのスリリングさが皆無だったのが拍子抜けした。

もちろん見る前にこれはコメディなんだなとは認識していたがあまりに普通だったので・・・

ラストシーンは『素晴らしき哉、人生』を意識しているのだろうか。

そんな50年代アメリカの古きよき幸福感に包まれたコメディ作品。

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